アイスランド気象庁が上げている主な兆候は次のようなものです:
- 過去1ヶ月間の地震活動が平均を上回っていること。
- 過去数ヶ月間にわたって地熱活動が高まっており、カルデラ周辺の複数の「大釜(cauldron)」が深くなっていることが明らかになっていること。
- 表面の変形が 2011年の噴火前のレベルを超えていること。
- 今夏、地熱活動にともなう噴出気体中にマグマ由来のガスが観測されたこと。
- 氷河の下にあるカルデラ湖の水位が、2004年と 2010年の洪水前と同等の水準に達しており、今後数ヶ月の間に洪水が起こる可能性が高くなっていること。
アイスランド気象庁は、航空カラー・コードの〝黄色〟は噴火が切迫していることを意味しているわけではない、としているものの、その一方で、氷河の下にあるカルデラ湖の水が流出して洪水が発生した場合には、水位の低下による減圧によって噴火が誘発される可能性があるとも指摘しています。
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