10月21日、小惑星〝2020 UA〟と〝2020 UY〟が地球と月に接近します。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2020 UA | 6~13 | (地球)10月21日 10:58 (月)10月21日 21:41 |
0.12 0.72 |
2020 UY | 4~9 | (地球)10月21日 13:24 (月)10月21日 18:19 |
0.91 1.25 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
UA はアテン群 、UY はアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。UA が最初に観測されたのは10月16日、UY が最初に観測されたのは10月17日です。
接近時の地球との相対速度は両者とも遅く、UA が秒速7.8km(時速約2万8000km)、UY が秒速7.0km(時速約2万5000km)と予報されています。
UA の地球と月への接近時刻には ±14分、±15分、UY の地球と月への接近時刻には ±1分、±1分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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