従来の断層破壊の常識を覆す発見です。
2016年に大西洋の海底にあるトランスフォーム断層で発生した M7.1 の地震(ロマンシェ地震)では、はじめ東に進んだ断層の破壊が、途中から逆転して西に進んだことが明らかにされました。
Finally, @earthquake_andy provided his expertise to track the rupture front using global seismic arrays. It shows the rupture initially going east, then mid-way through the quake, it turns around & travels west. A remarkable result and why we call this the "boomerang" earthquake. pic.twitter.com/CzoNx6Ov7L
— Stephen Hicks 🇪🇺 (@seismo_steve) August 10, 2020
「地震破壊前線が、ブーメランのように途中で進行方向を逆向きに転回し、超せん断速度で逆伝播する特異な震源過程様式であったことを世界で初めて明らかにしました」、「本研究成果は、従来の常識を覆す、トランスフォーム断層における地震破壊の新たな姿であり、巨大地震の破壊成長機構の理解を促す新知見です」: