大分県別府市にある活火山・鶴見岳(地図)で地震が増加しています。
「鶴見岳では、昨日(28日)から鶴見岳山頂の東1km付近で体に感じない程度の地震が増加しています」「鶴見岳の火山活動に活発化の傾向は認められません」「鶴見岳周辺は構造性の地震が多く発生する領域であり、今回の地震も同様の地震活動の一部と考えられます。しかし、震源が鶴見岳に近いことから、火山活動が変化する可能性も考えられます」:
鶴見岳は南北5kmにわたり連なる溶岩ドーム群の最南端にあります。北端には伽藍岳があり、1995年に噴気孔が次第に大きくなり泥火山が形成されました。記録に残る最後の噴火は867年(貞観の大地震の2年前)で、火山灰や噴石の噴出があり、泥流が発生したようです。
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