2020年3月19日木曜日

久しぶりの肉眼彗星出現か


2019年12月28日に小惑星地球衝突最終警報システム(Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System、ATLAS)の観測施設によって発見された彗星〝C/2019 Y4 ATLAS〟が急速に増光しており、久しぶりに肉眼で見える彗星になるのでは、と期待されています。

3月初めには11等級だった明るさが、3月中ごろには9等級に達したとのこと。今後は「金星の明るさを越える」、「月に匹敵する明るさになる」などと予測されています:

これまでも、明るくなると予測されながら実際は「湿った花火」のように期待外れであった彗星が数多くありました。今回は期待通りであってほしいものです。

同彗星は太陽に向かって移動中で、近日点通過は5月31日。太陽から約 3700万km  のところを通過すると予報されています。天球上では、同彗星は現在、北斗七星のカップの近くに見えており、ペルセウス座に向かって移動しています。