以下は、米国イエローストーン国立公園内のスティームボート間欠泉の近くに設置された地震計の記録です。2つの画像を見比べてください。波形
以外の違いがわかりますか:
画像の左上に注目してください。11月3日分では「01:30」が2回繰り返されています。また、左下は「Time (MST)」となっています。11月2日分では「Time (MDT)」です。
これは11月3日に夏時間が終わったためです。夏時間を採用している州では、11月3日の午前2時に時計の針を1時間戻して午前1時とする操作が行われました。日本との時差は、11月2日までは15時間でしたが16時間になりました:
上記の時計操作によって、11月3日は25時間の長さとなりました。その結果、1画面が24時間分しかない上掲の地震記録では、11月3日の00時台の波形が失われています。
イエローストーン国立公園では雪の季節となってほとんどのゲートが閉鎖され、これまで地震計の記録で昼間の時間帯に現れていた観光客によるとみられる震動も、ほとんど見られなくなっています。