10月26日(日本時間)、「摩天楼サイズ」の小惑星〝162082 (1998 HL1)〟が地球のそばを通り過ぎて行きました:
この小惑星はアポロ群に属し、地球に衝突する危険性をもつ小惑星(potentially hazardous asteroid)に分類されています。直径は 440~990m と推定されています。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
162082 (1998 HL1) | 440~990 | (地球)10月26日 02:21 | 16.2 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星の地球との相対速度は秒速11.2km(時速約4万km)でした。
上掲の記事では、最接近時の地球からの距離は "about 10 times the average distance to the moon(月までの平均距離の約10倍)" と書かれていますが、これは誤りです。マイルで測った小惑星までの距離を、キロメートルで測った月までの平均距離で割ってしまったようです。正しくは、上の表にあるように16.2倍です。
また、接近時刻も最新のデータによれば記事に書かれている時刻よりも4分遅かったようです。
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