2つの小惑星が月と地球のそばを通過して行ったことがわかりました:
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2019 BX1 アポロ群 | 6~14 | (月)1月8日 05:39 (地球)1月9日 01:47 |
1.84 1.39 |
2019 BZ3 アポロ群 | 5~11 | (地球)1月28日 08:29 (月)1月28日 14:08 |
0.13 0.91 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
BX1 は1月16日に、BZ3 は1月28日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
最接近時の地球との相対速度は、BX1 が秒速 4.1km(時速約 1万5000km)、BZ3 が秒速 11.4km(時速約 4万1000km)です。
BX1 の接近時刻には、月に対して ±8時間36分、地球に対し ±8時間50分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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