2018年12月16日日曜日

小惑星 2018 XC4 が月と地球に接近へ


(12月21日、最新の予報にもとづいて数値を修正しました。)

小惑星〝2018 XC4〟が、12月21日から22日にかけて月と地球に接近します。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 15~33m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは12月13日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 XC415~33  (月)12月21日 12:40
 (月)12月21日 12:47
(地球)12月22日 00:27
(地球)12月22日 00:34
1.71
1.72

1.60
(1LD=地球から月までの平均距離) 

月と地球への接近時刻には、それぞれ ±36分  ±3分、±38分 ±2分の誤差が見込まれています。

この小惑星の接近時の地球との相対速度は秒速7.8km(時速約2万8000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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