2つの小惑星が地球と月に接近していたことがわかりました:
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 WE1 アポロ群 | 17~38 | (地球)11月25日 09:03 (月)11月25日 15:52 |
0.28 0.55 |
2018 WH1 アテン群 | 5~12 | (月)11月26日 05:59 (地球)11月26日 07:21 |
0.77 1.18 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
WE1 は11月26日、WH1 は11月27日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
最接近時の地球との相対速度ですが、WE1 は平均的で秒速 12.0km(時速約 4万3000km)、WH1 は非常に遅く秒速 4.2km(時速約 1万5000km)です。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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