2つの小惑星が月と地球のそばを通り過ぎていったことがわかりました:
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 WH アポロ群 | 3~6 | (月)11月16日 13:22 (地球)11月16日 14:49 |
0.83 0.50 |
2018 WG アポロ群 | 4~8 | (地球)11月17日 04:14 (月)11月17日 08:44 |
0.08 1.02 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
WH と WG は11月17日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
最接近時の地球との相対速度は、WH が秒速 7.8km(時速約 2万8000km)、WG が秒速 11.8km(時速約 4万3000km)です。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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