2018年11月10日土曜日

2つの小惑星が地球と月に接近


2つの小惑星が地球と月のそばを通り過ぎていったことがわかりました:

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 VV3
アポロ群
15~34 (地球)11月03日 15:41
 (月)11月03日 17:11
1.13
0.51
2018 VR3
アテン群
11~24 (地球)11月09日 16:29
 (月)11月10日 00:42
1.90
2.24
(1LD=地球から月までの平均距離) 

直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。VV3 は 11月4日、VR3 は 11月6日に発見されました。

最接近時の地球との相対速度は、VV3 が秒速 13.0km(時速約 4万7000km)、VR3 が秒速 8.2km(時速約 2万9000km)です。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


関連記事