小惑星〝2018 WA1〟が11月14日から15日にかけて、地球と月に接近していたことがわかりました。
この小惑星が発見されたのは11月16日です。この小惑星はアテン群に分類され、直径は 3~6m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 WA1 | 3~6 | (地球)11月14日 03:28 (月)11月15日 21:56 |
0.65 0.95 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星の接近時の地球との相対速度は非常に遅く、秒速3.3km(時速約1万2000km)と計算されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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