2018年10月22日月曜日

小惑星 2018 UO1 が地球と月に接近


小惑星〝2018 UO1〟が10月18日に地球と月に接近していたことがわかりました。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 9~20m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは最接近後の10月20日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 UO19~20 (地球)10月18日 16:07
 (月)10月18日 17:34
1.71
2.13
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は非常に速く、秒速20.0km(時速約7万2000km)と計算されています。

地球と月への接近時刻には ±2分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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