小惑星〝2018 SD2〟が、9月24日から25日にかけて月と地球に接近していたことがわかりました。
この小惑星はアテン群に分類され、直径は 5~11m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは9月21日です。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 SD2 | 5~11 | (月)9月24日 19:18 (地球)9月25日 15:07 |
0.75 0.23 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
最接近時の地球との相対速度は非常に遅く、秒速4.1km(時速約1万5000km)と計算されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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