以下のページの図で、中央の縦線をマウスで左右にドラッグすると、2009年6月と2018年7月のキラウエア山頂火口の地形を比較することができます。今年5月に始まった火山活動によって大きな変貌を遂げたことがよくわかります。山頂火口の地下にあったマグマが LERZ(Lower East Rift Zone、東部地溝帯低部)の方に移動し、亀裂から大量に流出したことによって、山頂火口では火口底の沈下・陥没が生じたと考えられています:
以下のツイートでは地形の変化を GIF 動画で見ることができます:
かつて私が訪れたときの山頂火口(ハレマウマウ火口)は、底が平らでした。そして火口の縁の何か所かにはしおれた花束が置かれていました。火口に向かって投身自殺をした人と弔うためかなと当時は思っていたのですが、そうではなくて、火山の女神への献花であったようです。
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