5月5日付「ハワイ・キラウエア山が噴火、住宅地で溶岩噴出 (続報-2)」の続報です。
これまでに8カ所の亀裂から溶岩の噴出・飛散・流出が起きています。いずれの亀裂もレイラニ・エステーツ東部にあり、ほぼ直線上に並んでいます。以下は噴出箇所を示す地図です:
ハワイ火山観測所(HVO)の STATUS REPORT(現地時間5月5日午後11時42分、日本時間6日18時42分)によると ――
- 東部地溝帯(East Rift Zone)低部にあるレイラニ・エステーツで、溶岩の噴出が断続的に続いている。
- 7号亀裂からの噴出は本日午後に停止。
- 今夕、2号亀裂と7号亀裂のそばにできた新しい亀裂から溶岩の噴出が始まり、溶岩噴泉の高さが 70m に達した(この新しい亀裂は、上の地図にはまだ記載されていないようです)。
- 本日早朝、ハイウェイ130号線に新しい亀裂が見つかったが、地温の上昇や水蒸気の噴出は観測されていない。
- 地震活動と地殻変動は、地溝帯内でマグマの蓄積が続いていることを示している。
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