2018年3月7日水曜日

地震電磁気観測衛星を打ち上げ ― 中国


これも、このブログの更新が滞っているうちに伝えられたニュースです:

以下は記事の要旨です:
  • 2月2日、中国北西部のゴビ砂漠にある酒泉衛星発射センターから、地震電磁気観測衛星 Zhangheng 1 が高度500kmの太陽同期軌道に打ち上げられた。

  • 地球の電磁場、電離層のプラズマ、高エネルギー粒子を5年間にわたって観測する。

  • 衛星の名前は後漢時代の張衡(Zhang Heng)に由来。張衡は西暦132年に世界最初の地震計「地動儀」を発明した。

  • Zhangheng 1 は、中国で発生するマグニチュード6以上、その他の世界各地で発生するマグニチュード7以上の地震にともなう電磁気のデータを記録する。

  • 北緯65度から南緯65度の範囲を観測可能。中国本土と中国の国境から1000kmの範囲内、および世界の2大地震多発地帯を重点的に観測する。

  • Zhangheng 1 の本体は1辺1.4mの立方体。太陽電池パネル1枚と検知器を取り付けた6本の棒が伸びる。棒の長さは4mを超えている(画像)。

  • Zhangheng 1 自体の発する磁気や帯電を最小限にするため、衛星の設計・製造には細心の注意が払われた。ネジにはチタン製のものが使用されている。

上掲の記事には、打ち上げ時の写真が9葉掲載されているのですが、6枚目8枚目9枚目の写真にはロケットから多数の板状の物体が落下しているのが写っています。特に9枚目で顕著です。これは何なのでしょうか。


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