小惑星 Bennu(1999 RQ36)の調査と岩石採取を目的として2016年9月に打ち上げられた NASA の探査機 OSIRIS-REx が、地球の重力を利用して加速するために9月22日から23日にかけて地球のそばを通過します。地球に最も近づくのは南極大陸上空の高度1万7200kmで、9月23日午前1時52分ごろです。JAXAによると「日本から観測できそうな時間帯は、その直前の9月22日の22時から23時くらいです。このときに、東京から見ると高度(地平線からの角度)が30度くらいになります。地球からの距離は8万kmくらいです」とのこと:
- NASA’s Asteroid-Bound Spacecraft to Slingshot Past Earth
- Spot the Spacecraft: Ground-based Telescopes to Photograph NASA’s OSIRIS-REx During Earth Flyby
- 「オサイリス・レックス」地球スイングバイ 観測キャンペーン
- I don't always make a close approach of Earth, but when I do, this is the path I fly over. (OSIRIS-REx君のツイート、接近時の経路図あり)
関連記事
- NASAが小惑星の名前を募集 (12年9月13日)
- 小惑星ベヌウの地球衝突について (16年8月3日)
- OSIRIS-REx vs. はやぶさ2 (16年9月9日)