2017年9月18日月曜日

99年ぶり


大相撲秋場所は3横綱2大関が休場する異常事態です。3横綱2大関が休場するのは1918年夏場所以来、99年ぶりだそうです。

力士の四股は「地を踏み鎮めるという宗教的意味をもつ。日本各地の祭礼で行う民俗相撲では、力士の四股によって大地の邪悪な霊を踏み鎮め(以下略)」(百科事典マイペディア)と言われています。横綱や大関の四股に地震を抑える効果があるとすれば、99年ぶりの異常事態は地震の増加に繋がるかも知れません(grin)。

99年前はどうだったのでしょうか。1918年以降、固有名が付けられることになる大地震がいくつも起き、関東地方の大地震・大震災へとつながっていきます:
  • 1918年9月 ウルップ島沖 M8.0 同島で高さ6~12mの津波。静岡県沼津市でも揺れを感じる。
  • 1918年11月 『大町地震』(長野県北部) M6.1+M6.5
  • 1921年12月 『竜ヶ崎地震』(茨城県南部) M7.0
  • 1922年4月 『浦賀水道地震』(千葉県西岸) M6.8
  • 1922年12月 『島原(千々石湾)地震』(橘湾) M6.9+M6.5
  • 1923年9月 『関東地震/関東大震災』(神奈川県西部)  M7.9
  • 1924年1月 『丹沢地震』(神奈川県西部) M7.3

参考までに ―― 1918年はどういう年だったのか。ソビエト政権(前年の10月革命で成立)がロシア皇帝だったニコライ2世を処刑。ドイツは皇帝が退位して共和国に。日本はロシア革命に武力干渉するために欧米各国とともにシベリア出兵。第一次世界大戦が終わり日本は戦勝国に、といった年でした。