7月24日にハワイのマウナケア山から撮影された ”Gigantic Jet” と呼ばれる放電現象です(写真)。発達中の強力な雷雲の頂から上空に向かって起きる放電現象で、先端は80kmほど上空の電離層に達するとのことです:
- Gigantic Jet Lightning Near Hawaii (写真4葉あり)
同様の放電現象にスプライトがありますが、スプライトは肉眼で捉えるのが困難であるのに対して、この ”Gigantic Jet” は肉眼でも見えるようです。ただし非常にまれな現象で、2001年から2002年にかけてプエルトリコと台湾で初めて記録されて以降、わずかに十数回しか目撃されておらず、そのほとんどは外洋での目撃であるとのことです。
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