7月23日に発見されたアテン型小惑星〝2017 OO1〟が、発見前の7月21日昼過ぎに地球に接近していたことがわかりました。
この小惑星は比較的大きく、直径 35~77m と推定されています。この大きさの小惑星が地球の大気圏に突入した場合、大気圏内で燃え尽きずに地表に到達し被害を及ぼす可能性があります。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2017 OO1 | 35~77 | 7月21日 12:32 ±00:02 |
0.33 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は、秒速10.4km(時速約3万7000km)と計算されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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