「天宮1号が落ちてくる (続報)」の続報です。
制御不能となっている中国初の宇宙ステーション(軌道上実験モジュール、宇宙実験室)「天宮1号」の軌道高度が 330kmを割り込みました:
国際宇宙ステーション(ISS)の軌道高度は 405km前後ですが、必要に応じてロケットを噴射して高度を維持しています。
偵察衛星の軌道は、日本のものを含めて公開されていないものが多いですが、撮影する画像の解像度を上げるために近地点で100km台後半の高度となるものがあるようです。そのような低軌道では薄いながらも大気が存在するため、頻繁にロケットを噴射して高度を保つ必要があります。
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