自分が生きているうちに、大災害だけでなく戦争の心配もしなくてはならなくなるとは思ってもいませんでした。どこまで本気かはわかりませんが、近所でも防空壕を掘るならあそこの斜面がよいのではないか、いやあそこは都心や米軍基地の方向に向いているから(核兵器が使われたら)ダメだ、などといった話が出るようになりました。大災害で自宅に住めなくなった時の避難所や戦時の疎開先として、小さくとも自前の別荘を地方に準備しようかと考えています。
以下は『現代ビジネス』の記事です。長いです。都市の持つ「拘束力」について書かれています。「ミサイルが降り注ぐ危険性を意識し生活しなければならなくなったという意味で、その日以後、私たちは突如として『戦後』ではなく、『戦時下』を生き始めることになったのである」、「そこでの暮らしが魅力的だからだけではない。そこでくり広げられる激しい競争に取り残されないためにも、私たちは大都市を容易に離れることができないのではないか」、「健康や美容、子供の教育などに私たちは強い関心を払うにもかかわらず、そのすべてを台無しにするかもしれない命の危険に関しては早々に諦め、大都市に留まり続けているのである」: