NASAの火星探査車〝キュリオシティ〟の6つある車輪のうち、左側中央の車輪の2つのトレッドが破損していることがわかりました。1月27日におこなわれた写真による定期検査から、3月19日におこなわれた今回の検査の間に破損したと見られています。写真に向かって右側の車輪上部に剥がれかけているトレッドが見えます。その他、穴や亀裂(?)とみられるものなどが写っています:
〝キュリオシティ〟は2012年8月の火星着陸以来、3月20日までに16kmを走破しています。
〝キュリオシティ〟の車輪はアルミニウム製で、直径50cm、幅40cm。火星着陸後のかなり早い時期から車輪の損傷が確認され、鋭い岩石のある地域を避けて走行経路を設定するなど、車輪の消耗を遅らせる運用がおこなわれてきました。
NASAは探査計画に変更はないとしています。現在の目標地点まではまだ6kmほど斜面を登りながら走破する必要があるとのことです。
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