2月24日、薩摩硫黄島(地図)の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」から「1(活火山であることに留意)」へ引下げられました。「平成29年1月1日から火山性地震が増加しましたが、1月下旬以降は徐々に減少し、2月5日以降は日回数が10回未満と少ない状態になっています」:
「平成29年 No.8 週間火山概況 (2月17日~2月23日)」によれば、火山性微動や地殻変動も観測されていないとのことです。
気象庁が毎日夕方に更新するようになった「火山観測データ」を継続的にモニターしていると、火山活動の高まりや低下していく様子がよくわかります。薩摩硫黄島の火山性地震数は非常に素直に減少していました:
気象庁「薩摩硫黄島の火山観測データ」より |
関連記事
- 海底火山に噴火の兆候 ― 鹿児島湾(錦江湾) (15年10月24日)
- 海底火山に噴火の兆候 ― 鹿児島湾(錦江湾) (続報) (15年12月3日)
- 市街地で地下爆発 ― 鹿児島県霧島市 (15年12月8日)
- 噴火警戒レベル引き下げ ― 薩摩硫黄島 (12年11月30日)
- 薩摩硫黄島が噴火 ― 鹿児島県 (13年6月4日)
- 薩摩硫黄島が噴火 ― 鹿児島県 (続報) (13年6月7日)
- 薩摩硫黄島が噴火 ― 鹿児島県 (続報-2) (13年7月12日)
- 薩摩硫黄島で火山性微動と火映現象 (15年7月3日)
- 鬼界カルデラでマグマ活動 (16年11月19日)
- 薩摩硫黄島で火山性地震増加 (17年1月4日)
- 薩摩硫黄島の噴火警戒レベルを引き上げ (17年1月5日)