八ヶ岳南麓天文台の串田氏が12月25日16:00付で更新情報を出しています ―― 25日現在、CH17の前兆継続中のため12月29日± の可能性否定、1月5日に前兆終息の場合は1月14日± に地震発生の可能性あり:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.192 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 前兆終息を確認後に推定 現状で可能性があるのは1月14日±2日 |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の地震、震源の深さ30km以浅 |
▼ 現状
- CH17(八ヶ岳)だけに糸状特異が継続。
- CH20(八ヶ岳)、CH21(八ヶ岳)、K10(高知観測点)は静穏状態。
- 新規前兆や新規極大の出現はない。
▼ 考察
- 現在は第22ステージと認識、最終極大は12月10.2日。
- 新規前兆や新規極大の出現がないことから、現在の第22ステージが最終ステージで、第22ステージが指し示す日が対応地震発生日である可能性がある。
- 前回の更新情報では、今後新たな極大が出現しないことを前提として以下の2つの可能性を提示したが、12月25日現在でCH17の糸状特異が継続しているため「2」の可能性は否定。
- CH20の初現11月10日を初現、12月2.5日を極大 → 1月13日± (前兆終息は1月4日±)
- CH17の糸状特異が出現し始めた11月30.2日を初現、12月10.2日を極大 → 12月29日± (前兆終息は12月24日±)
- 残るのは上記「1」の1月13日± だが、CH17(八ヶ岳)の特異状態の出現状況(初現11月21.0日、極大12月10.2日)に経験則 [初現~地震発生]:[極大~地震発生]=20:13 を適用して得られる1月14日± の方が考えやすい。
- 1月14日± に対応地震発生の場合は、1月5日± に前兆終息となる見込み。
- 「地震前兆検知公開実験」の参加者には既報だが、A1(秋田観測点)とCH26(八ヶ岳)に火山帯近傍領域の大型地震前兆が観測されており、こちらも1月14日± を示している → この前兆がNo.1778前兆と同じ地震活動によるものであれば、No.1778前兆に対応する地震の震源が火山帯近傍であることを示していることになる。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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