八ヶ岳南麓天文台の串田氏が12月5日15:30付で更新情報を出しています ―― 前兆が継続中、地震発生は早い場合でも12月16日± :
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.190 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 前兆が完全終息したのちに計算 (前兆の現状からは、最も早い場合でも12月16日±) |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の地震、震源の深さ30km以浅 |
▼ 過去の経緯
- 前兆が2008年7月から8年5ヵ月にわたって継続。過去最長は2008年宮城県内陸地震の3年3ヵ月。通常の前兆継続は数日程度、長い場合でも数ヶ月。
- 今回のように20を越えるステージ変化があるのは異例で初めて。過去には数回のステージ変化をした例がある。どのような状態になったら最終段階なのか前例からはわからない。
- 最終段階ではすべての前兆が終息することが予測される。これまでの22ステージでは前兆の完全終息はなく、前兆が弱く継続したまま次のステージに移行してきた。
▼ 考察
- 第21ステージから算出された12月2日± に対して12月1日~2日に極大が出現 → 第22ステージに入ったと認識。
- 極大は12月1.5日と2.5日の可能性。
- 前回の更新情報では、CH17(八ヶ岳)糸状特異の出始めた時期を初現と考え、12月5日午前に前兆終息、12月6日± に対応地震発生と算出したが、12月5日午後の段階でも前兆が継続しており、数日内に終息するとは考え難い状況 → 初現認識が間違っていた。
- 初現はCH21(八ヶ岳)の前兆出現状況から11月24.7日が考えやすい。
- 初現11月24.7日、極大12月1.5日または12月2.5日として経験則 [初現~地震発生]:[極大~地震発生]=20:13 を適用すると、12月14日±(前兆終息は12月11日±)、または12月16日±(前兆終息は12月13日±)を得る。
- 第22ステージは第21ステージと比べて前兆が出現する観測装置の数が少なくなっているが、現ステージが最終段階であるかは不明。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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