八ヶ岳南麓天文台の串田氏が11月1日17:00付で更新情報を出しています ―― 判断が難しい局面、過去に例のない前兆出現状況のため苦慮:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.176 (PDF形式)
以下は最新の更新情報 No.176 のまとめです ――
推定時期 | 可能性[1] 11月2日または3日 可能性[2] 11月3日夜段階で地震発生がなく、前兆が継続出現している場合は再考して続報にて報告予定 |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の地震、震源の深さ30km以浅 |
▼ 現状
- 10月29日夕刻、CH02(八ヶ岳)に糸状特異状態が出現
- 10月30日昼過ぎから10月31日午前6時ごろまで、17時間にわたってすべての前兆が完全に終息
- その後、CH02(八ヶ岳)に糸状特異状態が再出現、CH20(八ヶ岳)やK10(高知観測点)にも小ピーク出現
- 11月1日午後4時現在、CH21(八ヶ岳)はほぼ静穏状態で顕著な前兆なし。CH02(八ヶ岳)の特異状態のみ残存
▼ 考察
- CH02、CH20、K10に現れた最近のピーク(11月1.2日、11月1.4日)を直前特異とみなして、経験則 [極大~地震発生]:[直前特異~地震発生]=6:1 を適用すると11月2日を得る → CH02の糸状特異状態は11月2日未明まで継続し、同日午前中に地震発生の可能性
- ただし、前兆静穏化後の地震発生直前に、特異状態を主とした前兆の再出現は必ず起こるというわけではないため、都合の良い解釈かも知れない
- CH02、CH20、K10に現れた最近のピークは、第19ステージが示唆した11月2日前後に対して現れた新たな極大である可能性も否定できない
- ただし、11月1日午後4時現在、明確な前兆はCH02の糸状特異状態だけであるため、第19ステージが示唆した極大とは少々考え難い
- 11月3日に対応地震発生の可能性もあり
- 11月3日段階で対応地震発生がなく前兆が継続出現している場合は、第19ステージが示唆した11月2日前後に対応する極大であるか、上記の認識が根本的に間違っているか
- 過去に例のない前兆出現状況のため苦慮
串田氏の地震予測手法についてお知りになりたい方は、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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