久しぶりに地球を掠める小惑星です。
9月8日午前2時20分(日本時間)、小惑星〝2016 RB1〟が地球に 0.11LD まで接近します(1LD=地球から月までの平均距離)。
この小惑星は9月5日に発見されたもので、アテン群に属し、直径は 7~16mと推定されています。
最接近時の地球との相対速度は平均的で、秒速8.1km(時速約2万9000km)と計算されています。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2016 RB1 | 7~16 | 9月8日 02:20 | 0.11 |
この小惑星が最も近づくときの地球中心からの距離は4万469km。地表からの高度は、この数字から地球の半径を差し引いて3万4091km。静止衛星の高度は35786kmですから、この小惑星は気象衛星「ひまわり」などの静止衛星よりも1700km近く低いところを通過することになります。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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