八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月6日18:00付と6月8日17:00付で、2008年7月に始まったNo.1778前兆の更新情報を出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.144 (PDF形式)
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.145 (PDF形式)
2つの更新情報のまとめです ――
- 各観測装置の現状
CH04(八ヶ岳) (記載なし) CH17(八ヶ岳) CH26のPBFに呼応して糸状特異が長時間出現 CH20(八ヶ岳) 特異、継続中 CH21(八ヶ岳) 特異、継続中 CH26(八ヶ岳) 6月4日16時ごろからPBF出現 CH29(八ヶ岳) (記載なし) CH34(八ヶ岳) (記載なし) A1(秋田) 微弱なBT、ほぼ正常の範囲内 A4(秋田) 特異、終息 K1(高知) 6月6日にBF出現 K6(高知) 6月6日にBF出現 K8(高知) 6月6日にBF出現 K9(高知) 6月7日にBF出現
(BT: 基線幅増大変動; BF: 基線のうねり変動; PBF: 連続・周期的な基線のうねり変動;) - 現在、第16ステージ(初現4月22日、極大5月9.5日)。第15ステージの極大(4月20日)を交えて計算すると、すべて6月11日±を示す:
- 極大(4月20日)~終息(高知K8:5月29日)→ 6月11日±
- 初現(4月22日)~極大(5月9.5日)→ 6月11日±
- 極大(5月9.5日)~終息(高知K1・K6:6月3日)→ 6月11日±
- 八ヶ岳CH26: 6月4日16時ごろからPBF前兆が出現。対応領域にはNo.1778前兆の推定領域が含まれている。6月8日夕刻現在継続中。すでに100時間以上継続 → M7.6±に相当。
- 八ヶ岳CH17: CH26のPBFに呼応して糸状特異が長時間出現。
- 高知観測点K1・K6・K8・K9: 6月6日(K9は6月7日)に、CH26のPBFに呼応している可能性があるBFやPBFが出現。
- 火山帯近傍地殻地震前兆が、熊本地震発生以降に出現。初現4月18日、極大5月24日、36日間継続。
- 群発地震についての経験則([初現~極大]:[極大~活動開始]=2:1)にもとづくと、群発的複合地震活動が6月11日±から始まる可能性。場所は九州領域または近畿北陸領域。M6.7±0.5相当。
- N0.1778前兆の推定領域(近畿北陸領域)と同じである場合 → 熊本地震類似の中規模地震多発活動の可能性
- 九州領域の場合 → 九州地方の火山帯近傍での地震活動の可能性(ただし、熊本地震の前兆とは[極大~発生]日数も前兆形態も異なっている)
- 火山帯近傍地殻地震前兆とは:
- 基線が数十分~数時間かけて山型に変動
- 変動面積と地震規模の間に相関が認められる
- 2014年11月22日の長野県北部地震(M6.7)、2016年4月14日に始まった熊本地震(M6.6+M7.3)などで同型の前兆が現れた
- 火山帯近傍領域で震源が非常に浅い(約3~10km)という特徴がある
- 群発地震の経験則([初現~極大]:[極大~活動開始]=2:1)が熊本地震でも成立した
- 6月4日から八ヶ岳CH26にPBFが出現しているため、各前兆の終息や継続を判断することが困難。No.1778前兆は、まだ静穏期に入っていない可能性も否定できない → すべての前兆が終息するのを確認してから最終的な発生日を計算する。4月16日を初現と認識し、5月9.5日を極大とすれば6月22日±の可能性もある。
推定時期 | 6月11日または12日 (6月12日の時点で前兆が継続している場合は、さらに先の発生となるため再考する) |
推定発生時刻 | 午前9時±1時間(または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 更新情報の地図参照 (わかりやすく更新されています) |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震(深さ30km以浅) または、M6.7±0.5を主とした群発的中規模地震多発活動の可能性もある。 |
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