ロシアが、地球に危害をもたらす小惑星を破壊するために、核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルの改造を計画していることが明らかになりました。
「ロシアのミサイルは直径20~50メートルの小規模の小惑星に使用される見通し」、「(地球に衝突する直前に発見された小惑星に対しても)ICBMは戦争での使用を念頭に開発されており、即座に発射することができる」、「2036年には直径約325メートルの小惑星
アポフィスが地球近傍を通過する見込みで、これに対し新ミサイルの性能を試したい考えだ」:
一方のアメリカは小惑星の軌道をそらして地球への衝突を防ぐことを目指していますが、そのためには地球に衝突するかなり前に小惑星を発見する必要があります。3年前にロシアのチェリャビンスクに落下し1000人以上を負傷させた隕石(推定直径20m前後)は、大気圏内で大きな爆発を起こすまでまったく探知されていませんでした。
核ミサイルで小惑星を破壊する方法はリスクを伴いますが、ロシアはこのような直截的なアプローチを好むようです。シリアの反政府組織への軍事力行使の仕方にもそのような傾向が現れていると思います。
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