2015年7月19日日曜日

「地震雲の信者」は原子力規制委員会の委員に適任か


東京大学のロバート・ゲラー教授(地震学)が、原子力規制委員会の石渡明委員は地震雲の「信者」だと指摘し、そのような非科学的で迷信並みの現象を信じる人物が原子力規制委員会の委員にふさわしいか、と疑問を呈しています:

石渡委員が地震雲について書いている文書は以下です。「地震の前兆現象の中で科学者として信じられるものはどれか,というアンケートに(中略)地震雲だけは×をつけた」とあり、地震雲を信奉しているようには思えないのですが。その一方で、「地震雲の研究は日本で生まれた『草の根』的な学問であり,誰かが突破口をみつければ客観的な科学になって世界に貢献する可能性があるが,まだその域に達していないように思う」とも書かれており完全否定ではないように受け取れます。また、「高層大気の『電子の雲』の電波観測は天候や昼夜によらず可能でデータの客観性が高く,公的な地震予報につながる可能性がある」と、地震の電磁気的前兆現象に基づいた予報(予知)に期待感を示しています:

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