7月29日付「伊豆大島で火山性地震増加 (続報)」の続報です。
伊豆大島(地図)の北部では、7月23日~25日、28日~29日と2回にわたって火山性地震が多発しましたが現在は収まっています(グラフ)。28日の増加の際には体積ひずみ計に変動が現れたとのことです。以下は、気象庁が8月1日に発表した「平成26年 No.31 週間火山概況 (平成26年7月25日~7月31日)」からの引用です:
23日から25日に島北部を震源とする火山性地震が一時的に増加しました。28日13時から再び火山性地震が増加しましたが、29日09時以降地震回数は減少しました。23日から31日までに震度1以上を観測する地震が17回発生し、このうち28日17時05分に発生したマグニチュード3.7 の地震では、島内の伊豆大島町元町で最大震度3を観測しました。火山性微動の発生はありませんでした。28 日から体積ひずみ計に地震活動に伴う変動が認められましたが、過去にも同様な変化が見られており火山活動の高まりを示すものではないと考えられます。
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