2014年6月3日火曜日

草津白根山に火口周辺警報、噴火警戒レベル上昇


5月30日付「草津白根山で火山性地震増加 (続報-10)」の続報です。

気象庁は6月3日18時00分に火口周辺警報を発表し、草津白根山(地図)の噴火警戒レベルを「1(平常)」から「2(火口周辺規制)」に引き上げました。以下は、気象庁が発表した「草津白根山の火山活動解説資料」(PDF形式)からの抜粋です:
草津白根山では、湯釜付近及びその南側を震源とする火山性地震が3月上旬から増加するなど、火山活動が高まっています。このため、湯釜火口では小規模な噴火が発生する可能性があると判断し、本日(3日)18時00分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引上げました。

2014 年3月上旬から湯釜付近及びその南側を震源とする火山性地震が増加し、GNSS連続観測で2014 年4月頃から湯釜を挟む基線で、わずかな伸びの傾向がみられます。

全磁力連続観測によると、2014 年5月頃から湯釜近傍地下の温度上昇を示すと考えられる全磁力変化がみられています。

また、東京工業大学火山流体研究センターによると、北側噴気地帯のガス成分にも活動活発化を示す変化がみられています。

詳しくは上記の火山活動解説資料を参照してください。


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