3月28日、雷雨の中をイギリスのバーミンガム国際空港(地図)に着陸しようとしていた KLM オランダ航空のボーイング 730-800 型機に 3回の落雷がありました。その決定的瞬間を空港近くに住む女性がスマートフォンで撮影していました。撮影したときには飛行機が飛んでいるとは気づかなかったそうです:
- Dramatic images show the moment a huge lightning bolt strikes passenger jet (写真3葉あり)
- 'Ladies and gentlemen, you may have noticed we were hit by lightning': Pilot's calm announcement as plane is struck by THREE bolts at once (写真3葉あり)
乗客174人を乗せた同機は無事に着陸したのですが、乗客の一人は「客室内に大きな爆発音が1回響き渡り、エンジンが吹っ飛んだのではないかと思った」と語っています。しかし、乗客や乗員は冷静で、機長は落雷について着陸後に〝Ladies and gentlemen, you may have noticed we were hit by lightning〟とだけクールにアナウンスしたとのことです。
記事によると、民間航空機への落雷は平均して1機あたり1年に1回は発生しており、対策も講じられているので危険はないのだそうです。
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