メキシコ北西部のカリフォルニア湾(コルテス海、地図)で、岸近くに 2匹のリュウグウノツカイが現れ話題となっています。出現の日付ははっきりしませんが、YouTube に動画がアップされたのが4月7日です。背びれを水面上に出して泳ぐリュウグウノツカイの姿が印象的です:
- Rare oarfish sighting (YouTube)
- Elusive Oarfish Filmed in Rare Footage (動画あり)
- Caught on Camera: Rare Sighting of Oarfish, World's Largest Bony Fish (動画あり)
- Giant Oarfish found dead on beach just days after the rare species was filmed swimming off Mexico (写真多数あり)
目撃されたリュウグウノツカイの体長はいずれも約4.5m。目撃から2日後には、1匹がサン・フランシスコ島(Isla San Francisco、地図)の海岸に打ち上げられました。
カリフォルニア湾は、太平洋の中央海嶺である東太平洋海嶺(海膨)の北端部分によって北米大陸が東西に引き裂かれているところです。同海嶺の延長となるトランスフォーム断層がこの湾から上陸して北へ伸び、有名なサンアンドレアス断層系につながってカリフォルニア地溝帯を形成しています。
北米大陸の西海岸では、昨年10月にもリュウグウノツカイが見つかっています:
- 巨大リュウグウノツカイ漂着 ― カリフォルニア州 (13年10月16日)
英文の記事を読んでいて気づいたのですが、リュウグウノツカイを意味する〝oarfish〟という名詞は、複数の場合でも〝oarfish〟のままで、〝oarfishes〟とはならないようです。記事の中に〝Oarfish are ・・・〟や〝Oarfish live ・・・〟といった記述があります。
関連記事