1月27日午前10時すぎから、十和田湖(地図)で地震が急増したとのことです。以下は、気象庁が28日に発表した「十和田の火山活動解説資料」(PDF形式)からの引用です:
十和田湖付近では、昨日(1月27日)10時過ぎから中湖(なかのうみ)付近の深さ4~7㎞を震源とする地震が増え始め、地震計で観測される地震回数は17時~19時頃にかけては1時間あたり100回以上と多い状況になりました。
気象庁の地震計では有感地震は記録されませんでしたが、地元での聞き取り調査によると震度1~2の揺れが感じられたとのことです。
地震は、28日に入ってからは1時間あたり数回の発生に減少。また、低周波地震、火山性微動は観測されていないとのことです。
十和田湖の噴火の歴史は気象庁の資料をご覧ください。西暦915年の大噴火では、火砕流によって周囲20kmの範囲が焼き払われていますが、これは日本で過去2000年間に発生した最大規模の噴火であったと考えられています。
十和田湖の真北20kmには、最近不穏な動きが観測されている八甲田山があります。
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