12月29日付け「阿蘇山の噴火警戒レベル引き上げ」の続報です。
1月13日、阿蘇山が小噴火しました。以下は、気象庁が1月17日に発表した「平成26年 No.03 週間火山概況」からの引用です:
阿蘇山では、13日12時15分頃、中岳第一火口でごく小規模な噴火が発生し、灰白色の噴煙が火口縁上600mまで上がり南に流れました。阿蘇山で噴火が発生したのは2011年6月9日以来です。14日以降、噴火は発生していません。
13日及び14日に実施した現地調査及び聞き取り調査では、火口南側で火山灰が堆積しているのを確認し、火口から南側600m付近では約133g/m²の降灰を観測しました。また、火口から南東約7kmの高森町にかけての範囲で降灰を確認しました。
火山性微動は1月2日以降小さい状態が続いていましたが、12日8時頃から19時頃にかけて一時的に大きくなり、再び小さい状態へ戻りました。
10日に実施した現地調査では、二酸化硫黄の放出量は1日あたり1500トン(前回7日、1200トン)と多い状態でした。孤立型微動及び火山性地震は少ない状態で経過しています。