アイソン彗星がここ 1週間で急激に明るくなり、肉眼でも見ることができる明るさに達しました。アメリカのベテラン彗星観測者によると、11月11日朝には 8.5等級、13日朝には 7.3等級だったものが、14日朝には 5.4等級にまで増光したとのことです。これはわずか 72時間で 16倍の明るさになったことを意味します:
市街地では光害で背景の空が明るいため、まだ双眼鏡が必要だと思われます。アイソン彗星は 18日に「おとめ座」の 1等星スピカに接近します(図)。スピカを目印にすれば、アイソン彗星を容易に見つけることができると思います。
アイソン彗星を観望するための情報は国立天文台の以下のページにあります:
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