気象庁が6月10日に発表した「
八甲田山の火山活動解説資料(平成25年5月)」(PDF形式)によると、2013年2月以降、
八甲田山(
地図)山頂直下を震源とする地震が散発的に発生しているとのことです。
山頂直下で発生している地震の大半は震源が5km未満の浅い地震で、マグニチュード1前後です。
八甲田山については、気象庁はこれまで月毎の火山活動解説資料を発表していませんでした。今回はじめて資料を発表したのは、同資料内「図2」右側グラフの地震積算回数の急上昇が示しているように、八甲田大岳直下の地震の発生頻度が高まり、今後、火山活動が活発化する可能性があるためだと思われます。
不気味な胎動が続いている蔵王山と並んで、八甲田山からも目が離せなくなりそうです。