気象庁はこれまで、蔵王山(地図)で起きているのは低周波地震であるとしてきましたが、1月下旬に起きた低周波地震の一部は火山性微動であったと見解を修正しました。
気象庁が4月8日に発表した「蔵王山の火山活動解説資料(平成25年3月)」(PDF形式)に以下のような記述があります:
第125回火山噴火予知連絡会で検討の結果、2013年1月22日と27日に発生した低周波地震のうち、特に連続して発生している部分を火山性微動として扱う事になりました。
1月22日に発生した火山性微動は、観測開始(2010年9月1日)以来、初となります。
東北大学の研究チームは「蔵王山では、2013年1月22日~28日に、火山性微動ならびに低周波地震が繰り返して発生した」としていたのですが、気象庁もこの見解を認めたということです。詳しくは以下を参照してください:
- 蔵王山で連続低周波地震 ― 宮城県 (続報-2) (13年3月18日)
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