2月22日付「硫黄島で水蒸気爆発」の続報です。
気象庁が4月8日に発表した「硫黄島の火山活動解説資料(平成25年3月)」(PDF形式)によると、3月5日18時台を中心に複数の振幅の大きい火山性地震が発生、翌6日の06時ごろまで火山性地震の発生が継続し、直径約15mの新たな陥没孔が見つかったため、5日夕方から6日朝の間に陥没をともなう水蒸気爆発が発生したと考えられるとのことです。
上記「解説資料」の最後のページ(7ページ)に、陥没口の写真6葉が添付されています。
3月12日には振幅のやや大きい火山性微動(継続時間約2分10秒)が発生しています。また、国土地理院によると、硫黄島では今年の1月から隆起の傾向が見られるとのことです。
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