3月12日に開かれた火山噴火予知連絡会で使われた資料「
(その8)その他の火山 (地理院)」(PDF形式、17MB)には、国土地理院がおこなっている
GNSS連続観測の結果が73の火山についてまとめられています。
73の火山のうち、72の火山では「GNSS連続観測結果には特段の変化は見られない」となっているのですが、13ページの有珠山(
地図)だけは「有珠山を囲む基線ではわずかな伸びの傾向が見られる」と記載されています。掲載されているグラフを見ると、2013年に入ってから、「虻田-壮瞥」や「虻田-M火口原A」などで伸びの傾向、「伊達-M火口原A」では縮む傾向が見られるようです。
グラフ右端の観測値は速報解のようですが、それを信じるならば、「伊達-虻田」や「虻田-M火口原A」では1月下旬になって伸びの傾向が急に加速しているようです。