気象庁が2月15日に発表した「平成25年 No.7 週間火山概況(2月8日~2月14日)」によると、阿蘇山(地図)では、「孤立型微動が増加し、火山活動にわずかながらも高まる傾向がみられていることから、今後の火山活動の推移には注意する必要」があるとのことです:
阿蘇山では、2012年12月中旬頃から孤立型微動が増加し、2月11日以降は1日あたり200回以上発生しています。
しかし、火山性微動の振幅は小さく、火山性地震は少ない状態が続いています。また、2月14日に実施した現地調査では、中岳第一火口の湯だまりの量は9割、温度は約50℃で、2012年7月以降、湯だまりの状況に特段の変化はありません。また、傾斜計では火山活動に伴う特段の変化は認められません。
なお、孤立型微動とは、「阿蘇山特有の微動で、火口直下のごく浅い場所で発生しており、周期0.5~1.0秒、継続時間10秒程度で振幅が5μm/s以上のもの」です。上記「週間火山概況」には、孤立型微動が昨年12月中旬ごろから継続して増加している様子を示すグラフが掲載されています。
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