- Volcano Update from Archive (USGS)
- Seismicity and eruptive activity at Sarigan lessen since eruption (サリガン島の地震と火山活動は噴火以降減少)
- NWS Says Volcano Near Sarigan is Done Erupting (ナショナル・ウェザー・サービスによればサリガン島近海の噴火は終息)
噴火がおきたのはサリガン島の南 11km、海面下約 300m の海底で、これまで海底火山の存在が知られていなかった場所です。大きな噴煙を噴き上げた後は、周辺で観測されていた地震活動も急速に収まりました。30日におこなわれた航空機からの観測では、広い範囲に広がった浮遊物や、噴火地点直上の海面に変色域が見られましたが、現時点では噴火の兆候はないとのことです。
なお、噴煙が上がった直後には、サリガン島で 0.5m 弱の波が観測されていたそうです。
今回の噴火が、継続的な噴火(continuous eruption)となるのか、一過性の活動(one time event)で終わるのか注目されていましたが、専門家は “one time event” であるとの考えに傾いているようです。伊豆半島の東で 1989年に噴火した手石海丘のような「一発屋」で終わるのかも知れません。
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