桜島が、観測開始以来最多の年間爆発回数を記録したことを受けて、京都大学防災研究所火山活動研究センターと鹿児島地方気象台が記者会見を行いましたが、その内容を各紙が各様に伝えています:
同じ情報源に基づいていても、記事のタイトルから受ける印象はかなり違います。3つの記事をまとめると ―― 「桜島北側の姶良カルデラ海底にあるマグマだまりが膨張し、一部が桜島の南岳直下に移動」しているので、「約1年前に比べて桜島に供給されるマグマが約10倍に増え」ているが、「小規模な噴火を繰り返すことで、火口直下にマグマがたまりにくい状況になって」おり、「大規模な爆発の可能性は低い」。しかし、「最終的には溶岩流出に至る」見通しである ―― というところでしょうか。