2009年6月15日月曜日

芙蓉山(松輪富士)が噴火

6月 12日付で カムチャツカ半島のシヴェルチ山が大噴火したことを書きましたが、ほぼ同時に千島列島の Matua 島(日本名:松輪島)にあるサリチェフ峰(日本名:芙蓉山、松輪富士)も噴火を始めていたようです。12日(金)に噴火し始め、高さ 8000m 以上、長さ数百 km におよぶ巨大な噴煙がたなびいているとのことです:
NOAA(米国海洋大気庁)のサイトに噴煙の衛星写真が掲載されています:
上記写真は、日本時間 6月 12日 16:30に日本の MTSAT(運輸多目的衛星、改名後はひまわり 6号か同 7号)によって撮影されたものを NOAA が掲載しているものです。

噴煙によって周辺を飛行する航空機に障害が出る恐れがあり、警報が出されています。シヴェルチ山の場合と同様、日本と北米などを結ぶ定期便が影響を受ける可能性があります。

サリチェフ峰の噴火は 1760年代から記録に残っていますが、静かに溶岩を流出する活動と激しく爆発する噴火を繰り返しているようです。最大の噴火は 1946年に発生し、火砕流が海に到達したとのことです。

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