記事をまとめると ――
山麓の都市ゴマの人口は 50万人を超えている。噴火が起これば、ニイラゴンゴ山から約 17km しか離れていないゴマの住民を含め、周辺一帯の約 130万人に影響が出る。ニイラゴンゴ山に近い村の住民は、すでに避難している。―― とのことです。
ニイラゴンゴ山は、世界で最も危険な 8つの火山の一つとしてリストアップされている。この火山の溶岩は(粘性が低く)、最大時速 40km で流れる。最後の噴火は 2002年。このときは、ゴマ市の居住地区の 5 分の 1 が破壊され、市の一部は深さ 3m の溶岩に覆われて、約 100人が死亡した。
ニアムラギラ山も同じ年に噴火し、溶岩の柱を約 90m の高さまで吹き上げた。
2つの火山があるのはアフリカ大地溝帯で、マントル・プリュームの上昇によって、アフリカ大陸が東西に引き裂かれつつある現場です。ニイラゴンゴ山は標高 3470m で富士山と同じ成層火山に分類されています。一方、ニアムラギラ山は、標高 3058m の盾状火山です。
コンゴ民主共和国の火山の略地図が以下にあります:
Image Credit: U.S. Central Intelligence Agency