11月22日11時ごろから、気象庁の常時観測火山・十和田(地図)で火山性地震が急増しています。このブログを書いている時点で 218回(速報値)の地震が観測されています。震源は浅く、十和田湖に突きでた 2つの半島の間に集中しています(震央分布図)。
「十和田では、本日(22日)11時頃から火山性地震が増加し、13時30分までに 110回(速報値)観測しています。震源は、中湖付近の深さ約 6km と推定されます」、「低周波地震や火山性微動は観測されず、地殻変動観測でも変化は認められません」:
十和田が最後に噴火したのは平安時代の 915年(延喜14年)で、紫式部や藤原道長の活躍した時期より 100年ほど前になります。この噴火は、過去 2000年間では国内で最大規模の噴火とされています。
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